2011年4月17日日曜日

早いもので

4月は、学校は新学期を迎えたり、多くの日本企業にとっては新たな決算期ということで、新たな旅立ちを迎える時期だ。

自分の境遇はというと、昨年6月に赴任して10月にサービスを立ち上げ、オペレーションもある程度落ち着いて形になりつつあるステージに到達したところだ。

そんなタイミングで先発隊は、御役御免ということで、早くも第一陣が帰国の途に就くことになった。

超短期間且つ異文化環境において、会社の設立、サービスの設計から開発とオペレーションの組み上げという荒業を並行して、不眠不休で実現した恐るべき戦友達も、ようやくここで一息入れることが出来る状況になったということだろう。海外経験が殆ど無いにも拘らず、プロフェッショナリズムの魂で、中国人社員達と会社の土台を築き上げた先発隊には本当に頭が下がる。

当方はというと、もう少し北京に残ることになりそうだ。

北京も、冬で晴れといえども身の危険を感じるほどの冷たく眩しい日差しとマイナスの寒さが、春節を明けてから一気に和らぎ、気温が上昇し始めた。

街の所々でピンクや黄色の花が咲き、春の風物詩という柳の綿がタンポポの綿のように空を舞っている。

新たな旅立ちを迎えるこの時期に、中国語学校に通うことにした。

2011年4月11日月曜日

We are still open

北京のビジネス街中心地にある一流ホテルが、改修に入って、その入り口をも閉じてしまったが、依然として営業は続けている。その入り口に書いてあったのが、"We are still open"。

「こんな状態だけれども、営業してます」みたいな恐縮したニュアンスで、妻と二人で思わず噴出してしまった。アジア的な「こんな状況でも営業していて申し訳ありません」といった負のイメージの意味で、英語ネイティブの人にとっては、「なんでそんな悲惨な状況でも開店しているの」といったように受け止められるからだ。

一流ホテルでも、英語のレベルはこんな程度なのかなと、思っていたら案の定、先日そのホテルの前を通った際に見たら、その言葉が書き換えられていて、"Business as usual"とあった。

そう、それ、「いつも通り営業してますよ」

やっぱり、他の人も同様に違和感を感じていたのだろうか。

いわゆる、中国的な英語を、Chinglishというのだそう。
意味不明な、中国語用法的な英語をそういうらしい。

全く意味を成さない支離滅裂なChinglishもあるが、今やネイティブにも一般的に使われているという代表格は"Long time no see"だろう。「久しぶり」という意味で、英語の教科書にも登場しているほど一般的な慣用句だが、英語の文法的には全く意味を成さないので不思議に思っていたら、これは、中国語の「好久不见」から来ているとのこと。

色々な言葉があるのだなと思った次第。