2011年2月11日金曜日

優しい日本

旧正月休みに駐在後、初めて休暇で1週間近く日本に帰国。

中国から戻って、以前海外から帰って来た時に度重なって感じたことを改めて感じた。

一言で言うと、「日本は優しい」。

まず、空気の柔らかさだ。

欧米や北京といった乾燥した大陸機構から成田や羽田に降りたつことが多いので、日本の湿気が体を柔らかく包み込んで、ちょっとした優しさを感じさせる。東京の冬も今年は特に稀に見るほど乾燥していたが、それでも北京のような肌のかゆさを引き起こすほどの乾燥はなかった。これだけで、まず肉体的に優しさを感じる。

勿論、梅雨や夏の季節の東京の蒸し暑さには、辟易してしまう。これらの季節に日本の空港に降り立った瞬間に感じる、「むわっ」とするあの空気がまとわり付くむさくるしさには、勘弁して欲しいという気持ちと共に、「ああ、祖国に帰ってきた」という複雑な感情が紛れ込む。

次に思うのが、水の優しさだ。

水資源に恵まれた日本の水は、雨を主体とした水が森林から水源地に豊富にもたらされるので、雨に近い柔らかさがあるのだろう。それが、水とワインの値段が変わらないほど、水資源が貴重な欧州等の大陸では、地下に蓄えられたのちに地上に沸きあげられた水なので、時間をかけて水が創り上げられるために、ミネラル分を豊富に含むが、それだけに硬さを感じてしまう。

飲んだ時だけではない。一番この軟らかさを感じるのは、シャワーを浴びる時だ。日本の柔らい水が体を這う際に感じる抱擁感は、他の国では味わったことの無いものだ。慣れ親しむと体にまとわり付くと感じるかもしれないが、実はこれが温泉でリラックスという文化が発達した背景にあるのではないかと思う。

海外に行く時には必ずリンスと普段より緩めの整髪料を持参するが、これは、経験則から大半の地域が、日本より乾燥していて、且つ硬水となる地域が多いからだ。日本では、丁度良い整髪料が、これらの地域では、日本の1.5倍ほどの整髪力を感じるほどの強烈さなのだ。そうなると、リンスも重要となる。髪質の異なる主に欧米人向けのシャンプーでリンスがないままに、髪の毛を洗って乾かすと、髪の毛がボウボウとなって大変なことになる。

日本の優しさは他にもある。

日本の女性の優しさは、世界中の男にとってはたまらないものだろう。ただ単に化粧や身なりを綺麗にに着飾るのみならず(それだけでも日本人女性は世界でもトップレベルだ)、男性を思いやる気持ちと献身的な態度を兼ね備えているのだから。男尊女卑ということではなくて、純粋に男としてどのような女性を伴侶にしたいかと思うと、日本人女性は、最高レベルに位置する基本素養を備え付けているのでは無いかと思う。これは、今回日本に戻ってきて、妻からも再認識した点だ。

でも、これらの要素が揃えば優しさを感じるかというと、そうではない。

やはり、日本の財力と技術に支えられた高水準のインフラ、安全とサービス精神があってこそだ。日本に行くと不要な緊張感が、解かれて落ち着けるのは、そういった環境もあるからだろう。

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